直訳通り 結婚式の実況・司会です。
私は、結婚式の司会者になりたいと思い27歳の時に上京しました。数々の結婚式場で経験させていただく中、結婚式司会者の限界を感じました。
この世の中には声を使って伝えるさまざまな世界があります。
スポーツ中継、テレビ番組、ラジオ、イベント、ナレーション、そして結婚式の司会などなど
結婚式という世界の中だけで、司会者のNO.1を⽬指すのではなく、いろんな分野のしゃべりの世界を経験することで結婚式の司会の頂点を⽬指したいと考えました。3年間ブライダルMCとして経験させていただき、そこから、浦和レッズのラジオ番組・中継を始め、プロ野球TV実況中継、欧州サッカー実況、各種イベント、テレビキャスター、ラジオDJ、ナレーションなど様々な経験をさせていただきました。
また、3年間、結婚式場のマネージャー業務を経験し、合わせてブライダル司会事務所を⽴ち上げ、結婚式場の想いを汲み取れる司会者育成に勤めて参りました。
そこでたどり着いたのが、WEDDING LIVE MCです。
たくさんの想いが詰まっている披露宴。
その場の空気に合わせ、さまざま状況に対応し、雰囲気を感じ、BGMに合わせてアナウンスします。
原稿はありません。事前打ち合わせで出来上がった原稿は過去のものです。
感動は、結婚式当⽇、その瞬間に⽣まれるものです。
その場でおきる様々なリアル感動をリアル⾔葉でそのまま伝えたい。
それが、私だけのWEDDING LIVE MCです。
感動はその場所で⽣まれる
私は感動をリアルに伝えます
「お婆様いない…感動のメッセージ」クライマックスでの新婦⼿紙。
会場内の誰もが、新婦の⼿紙に涙を流します。
「お⽗さんへ…。お母さんへ…。そして、おばあちゃんへ…。」
その時…新婦から「あれ…おばあちゃんいない…」
お婆様は⼿紙が始まったと同時に、どうしても我慢できずお⼿洗いに⾏かれたのです。
私は事前に、新婦が家族へのたくさんの愛情を伝えたいことは聞いていました。ここで、お婆様がいな場で、お婆様に宛てたメッセージを伝えるのは意味がないとすぐさま感じました。
私が発した⾔葉は、
「そのメッセージはお婆様に伝えましょ。お婆様が帰ってくるのを待ちましょうか。」
私は、お婆様が帰ってくるまでの間、事前に取材していた内容や、当⽇、家族の⽅に聞いた新郎新婦への思い、当⽇の起きたさまざまな感動を伝えました。
しばらくしてお婆様が笑顔で帰ってきました。
新婦はニコっと笑い、⼿紙の続きを読み上げました。
お婆様は⽴ったまま新婦の⼿紙を聞いていました。
⼿紙を読み終わったあと後、お婆様は新婦の元に歩いてきました。
お婆様は着物の袖に⼊っていたお守りを取り出し新婦にそっと⼿渡しました。
お婆様と新婦は抱き合って涙を流しました。
原稿はありません。進⾏にも組まれていません。
感動は、その場所で⽣まれます。
それが「結婚式」です。
感動をリアルに伝えます。
WEDDING LIVE MC 端野幸治